「冷凍庫をガサガサしていたら、1年以上前に買った賞味期限切れの冷凍食品が出てきた」
こんな経験、あなたにはありませんか?
賞味期限切れの冷凍食品は食べても大丈夫なのか気になるところですが、色合いや匂いが変じゃなければ食べても問題はありません!
ただし、適切な解凍方法、注意点などがあるので、食べる際はそちらも合わせてチェックしておくことが大切。
今回は、そんな賞味期限切れの冷凍食品を食べる注意点や適切な保存方法などを詳しくご紹介していきます。
ぜひ記事を最後までご覧くださいね!
冷凍食品の賞味期限はいつまで?
食品には「賞味期限」と「消費期限」というのがありますが、冷凍食品にはこの「賞味期限」が記載されています。
冷凍食品の賞味期限は、基本的に製造日から1年間。
賞味期限とは、「食品を美味しく食べられる期間」のことで、この期間内に解凍して食べれば美味しく食べられますよ、という意味の表記となります。
ただし、この期間は冷凍食品が未開封であるという状態を想定しています。
もし、冷凍食品を少し食べてしまっていて、残りを冷凍庫に入れているのなら、なるべく早めに解凍して食べた方が良いでしょう。
賞味期限切れした冷凍食品に関しては、具体的に「いつまでに食べた方が良い」という明記はあまりされていません。
大手の冷凍食品メーカーでも、冷凍食品が賞味期限切れとなってしまうと風味が落ちるため賞味期限内で食べるのを推奨しています。
冷凍食品にもよりますが、1年経って賞味期限切れになった冷凍食品は、切れてから半年以内にはすべて食べきるようにしましょう。
冷凍食品の賞味期限切れは食べられるの?
賞味期限切れとなり、風味が落ちた冷凍食品でも食べることは可能ですが、食べる前は色合いや匂いなどをチェックすることが大切です。
確認して特に問題がなければ、口に入れても大丈夫です。
冷凍食品の賞味期限切れしたものは、購入してから1年以上日が経っているので味が落ちていることも十分考えられます。
そんな冷凍食品をより美味しく食べるためには、パッケージに記載されている調理方法をチェックし、紹介されている加熱方法などに沿って調理することが大切!
加熱してみて「ん?これちょっと匂いが変だな…」と思った時は冷凍食品が傷んでいる証拠。
食べるとお腹を壊してしまうかもしれないので注意です。
賞味期限切れもですが、冷凍庫の開け閉めが多い場合も、冷凍食品が傷みやすくなるので要注意!賞味期限に加えて、気温が高い夏場は特に商品が痛みやすいので、冷凍庫の温度管理や開け閉めには特に注意するようにしてくださいね♪
アイスクリームは冷凍食品?
アイスクリームは、冷凍食品としての条件をすべて満たしていないため、冷凍食品とは言えません。
アイスは凍らせたものをそのまま食べるもので、−18℃という温度管理がしっかりされている環境なら菌が繁殖する可能性も少ないとして、実は賞味期限も存在しないのです。
そのため、1年前に限らず、5年前、10年前に購入したアイスクリームでも食べることができます。
とはいえ、家庭用の冷凍庫の場合、開け閉めを行うと空気も入りますし、形も変わる恐れがあります。
より美味しい状態で食べたいなら、購入後1ヶ月以内に食べるのがおすすめです。
基本的に賞味期限という概念がないアイスクリームですが、大手菓子メーカーの中には、「より安心してお客様に食べて欲しい」という思いから賞味期限の表記をあえてはじめたところもあります。
もしかしたら今後、このような意識が高まって、他のメーカーでもアイスクリームの賞味期限が表記されるようになるかもしれないですね♪
冷凍食品を食べるときに気をつける3つのこと
購入して1年以上経過した冷凍食品は、食べる時に気を付けるべきポイントが3つあります。
それぞれ詳しく解説していきます!
①解凍・調理方法の確認
冷凍食品は、適切な方法が冷凍食品のパッケージに記載されているので確認してみてください。
皿に移し替えてラップをするものもありますし、電子レンジの端に置いて加熱するものもあります。
つい思い込みで調理してしまいがちですが、忘れずにチェックしてくださいね。
②再冷凍はNG
冷凍食品は一度解凍した後に再冷凍をすると、繊維質が壊されてさらに風味が落ちてしまいます。
賞味期限切れの冷凍食品なら尚更、再冷凍はせずに一度加熱したものはその場で食べきることが大切です!
③電子レンジの温め時間
冷凍食品の中には「〇個…500W 1分」などと加熱方法が記載されていることも多いです。
電子レンジには「あたため」という時間も自動で設定する便利な機能がありますが、こちらだと、熱がしっかり入らず冷たい状態のままのことも。
美味しく解凍したいなら、適切な時間を選択して加熱しましょう。
冷凍食品を開封した後の保存は大丈夫?
冷凍食品は開封すると空気に触れるので、どうしても鮮度が落ちやすくなります。
とはいえ、食べきれなかった冷凍食品は、なるべく新鮮な状態で保存したいですよね?
そんな時におすすめの保存方法は、ビニール袋などに冷凍食品を包み、なるべく密閉状態にすること。
開封した冷凍食品の袋の上からビニール袋やサランラップを巻き、空気に触れないように工夫してみてください。
乾燥して食品がパサパサするのも、この方法で防げます。
また、冷凍庫内がスカスカだとあまり十分に冷凍されません。冷凍食品を密集させて保存することで、よりしっかり冷凍状態をキープすることができますよ。
「何も入れるものがない」という方は、氷を多めに作って、ビニール袋に入れて、それを冷凍庫に入れるのもおすすめですよ♪
このように、一度開封した冷凍食品は密閉することで保存することもできますが、1年以上食べていない冷凍食品なら、早めに食べるのが一番です。風味が落ちる前に早めに食べるようにしましょう。
まとめ
賞味期限切れの冷凍食品を冷凍庫から見つけたらヒヤっとしますが、見た目や匂いに異常がなければ口にしても問題はありません。ちょっとでも変な匂いがする…。
と思った場合は、食べずに破棄するようにしましょう。
賞味期限切れの冷凍食品は、食べる際に適切な解凍方法や調理を行うことで、より風味も良い状態で食べることができます。
見つけた後は早めに食べるのが一番ですが、食べきれない場合はビニール袋などで密閉して、空気に触れさせないようにするのがポイント。
ご紹介した注意点や保存方法などを参考に、賞味期限切れの冷凍食品を美味しく調理してみてくださいね♪